夢は大きく大谷超え! 阪神ドラフト3位の上武大・佐藤蓮投手(22)が「165キロ超え」のでっかい目標を掲げた。藤浪を目標とする右腕は、160キロへの自信を聞かれ「あります」ときっぱり。NPB最速は、エンゼルス大谷が日本ハム時代に記録した165キロ。「将来的には165キロを出して、球界を代表するピッチャーになります。(大谷は)日本人で最速のボールを投げる方。超えていけるようにやっていきます」と同期の佐藤輝と同様、力強い断定調で誓った。

最速は155キロ。188センチ、101キロの体形にスケールの大きさを感じさせる。「スピードボールは誰しもが投げられるボールではないと思います。自分には可能性があると思っている」。矢野監督も「タイガースのエース、その枠を超えて日本のピッチャーを引っ張っていくような、そういう素材になれる」と太鼓判を押した。

背番号「30」は、来季から2軍投手コーチを務める久保田智之氏も背負った。「やっぱりJFK。勝利の方程式の最後になった方の背番号をもらうことができて、自分も『最後は佐藤蓮に任せれば抑えてくれる』というようなピッチャーになりたい」。貪欲にエキスを吸収し、球界を代表する投手になる。【磯綾乃】