ヤクルト中村悠平捕手(30)が8日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の9000万円でサインした。来季は、年俸固定3年契約の最終年となる。

今季は腰のケガもあって29試合の出場にとどまり、打率は1割7分5厘だった。「高津監督の船出の日(開幕戦)にぎっくり腰になってしまい、チームに迷惑をかけた。(コロナで)イレギュラーな年に、プロ野球選手として対応できなかった惨めさ、悔しさがある」と振り返った。

オフは、フィジカルトレーニングに徹底的に取り組む予定。来季に向けては「今年の悔しい気持ちをエネルギーに変えてやる。全試合に捕手として出場したい。日本シリーズを見て、最後の最後まで残っているチームはうらやましいと思った。そこを目指したい」と高い目標を掲げた。(金額は推定)