阪神梅野隆太郎捕手(29)がSSK社とアドバイザリースタッフ会議を行い、来季から指部分を短くした新ミットを使用することに決めた。

今季開幕前から、従来よりサイズの大きなミットを使っていたが、指が入らない部分の面積も大きくなるため、ミットの先で捕球する時に握りづらい感覚があったという。そのため11月の秋季練習から、親指以外の4本の指部分を短くし握りやすさを高めたものを使用していた。「後半になるとミットの先がへたれてきてしまうことがあったので、試してみたいと思って変えました。こっちの方がしっくりきます」と来季も継続使用予定。梅野のミットには「ユーループ」と呼ばれる独自のリングも搭載されている。リング状のひもで薬指を締めて、ミットと手に一体感をもたせるもので、今年11月に意匠登録もされた。

梅野は今季開幕時、900グラムのバットを使用していたが、シーズン途中から880グラムのバットと使い分けを始めた。バットの型自体は同じだが、重さの違う2本を使い分けるのはプロ入り後初めて。その日の体の状態に合わせてどちらを使用するか考え、プレーのさらなる向上につなげていた。