ロッテ佐々木朗希投手(19)が14日、ZOZOマリンで来季の契約交渉を行い、現状維持となる年俸1600万円(金額は推定)でサインした。

大船渡(岩手)3年時に参加したU18日本代表候補合宿の紅白戦で、高校生史上最速となる163キロをマーク。夏の岩手大会は決勝で敗れて甲子園出場はならなかったものの、昨秋ドラフト1位で4球団競合の末に入団した。

今季は開幕からシーズン終盤まで1軍に帯同し、肉体強化に励んだ。6月上旬の練習試合、10月下旬のシーズン終盤には井口資仁監督(46)が実戦デビューの可能性を示唆することもあったが、ともにコンディションが上がりきらず、注目の実戦デビューは来季以降に持ち越しになった。

5月26日のシート打撃では、正遊撃手の藤岡裕大内野手(27)から160キロの直球で空振りを奪うなど、プロでも十分に通用する球威を示した。井口監督も今月9日に「朗希も来季はしっかりと投げられると思う」と期待のコメントを寄せている。【金子真仁】