ソフトバンク岩崎翔投手(31)が23日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉に臨み、700万円ダウンの年俸6800万円でサインした。

完全復活を誓った今季は17試合に登板し0勝2敗、10ホールド。3年ぶりに開幕メンバーに入ったものの、6月26、27日の西武戦(メットライフドーム)で2戦連続の逆転弾を献上。調子が上がらず、7月9日にファーム調整となった。

「正直、辞めようというか、もう引き際かなというところまでいったし、クビも覚悟した。どん底でした」と苦しんだ胸の内を明かした。徹底したフォーム矯正で10月に1軍復帰すると、巨人との日本シリーズでも2試合に登板し無失点投球。「10月以降の投球はまったく別ものに変わった。投げて手応えを感じるし、トップレベルの打者と対戦できるまで戻った」。17年には最優秀中継ぎ賞を手にしたセットアッパーは、来季に大きな光明を見いだしていた。(金額は推定)