阪神は6日、岩田稔投手(37)と球団職員1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。

2人は前日5日に核酸増幅法による検査を行い、同日深夜に陽性と判定された。6日に兵庫・西宮市内の病院であらためて同検査を受け、陽性確定の診断を受けた。

岩田は大阪桐蔭高2年冬に1型糖尿病を発症。昨年12月の契約更改時には「基礎疾患を持っている人間は重症化しやすいということは聞いていたので(コロナを)気にしながら日々の生活を送っていました」と話していた。現状、鼻づまりの症状はあるものの発熱などはなく、自宅隔離となっている。今後は医療機関、保健所の指示に従い、対応する。

また、球団職員も発熱、味覚・嗅覚異常などの症状はなく、自宅隔離となっている。球団によれば、管轄の保健所から濃厚接触者に該当する球団関係者はいないと判定されている。陽性判定者の行動記録に基づき、球団施設の消毒作業は6日中に完了している。