DeNA三浦大輔監督(47)が8日、神奈川・横須賀市内のDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAで始まった新人合同自主トレを視察した。ドラフト1位の入江大生投手(22=明大)ら新人選手8人が元気に参加する姿に「若干(表情が)硬かったかな。グラウンドで全員を見てひと安心した。別メニューの選手がいなかった」と満足そうに話した。

キャッチボールなどを視察し、新人を数人、1軍の宜野湾キャンプに抜てきする可能性を示唆した。「何名かはイメージしています」。今後、スタッフ会議を行い「動けるかどうか、元気かどうか」などを見て、正式にメンバーを決定するという。昨秋のドラフトでは、入江の他に大学、社会人出身では2位で牧秀悟内野手(22=中大)、5位で池谷蒼大投手(21=ヤマハ)、育成ドラフト1位で石川達也投手(22=法大)を指名している。

新たに就任した仁志敏久2軍監督とも顔を合わせ「選手個々の仁志さんの印象を聞いた」。キャンプに向けての打ち合わせなどを行ったという。

練習前には新人選手に対し、「けがをしないこと」と「時間の逆算の必要性」に絞った70秒の簡潔な訓示を行った。「寒い中でしゃべるのは苦手なので、ポイントだけ伝えられればと思っていた。みんな真剣に聞いてくれた。継続していけるかは本人次第。みんな目は輝いていた」。特に練習はしないで臨んだというが、スピーチ上手な一面を披露した。

ちなみに、自らの新人時代は「確か初日からガンガンやっていた。キツかったイメージ」が残っているという。【斎藤直樹】