日本野球機構(NPB)は19日、実行委員会を開き、コロナ禍における対応について協議した。

コロナ禍2シーズン目における特別ルールが12球団で確認された。変更点は微調整にとどまった。セ・パ両リーグのアグリーメントでは、延長10回打ち切りを始め、出場選手登録は従来の29人→31人、ベンチ入りは25人→26人、外国人枠は出場登録は4人→5人への拡大は昨季と同じだ。

外国人枠は内訳の扱いが変わった。昨季は外国人枠5人(ベンチ入りは4人)の登録を「投手4、野手1」「投手1、野手4」の比率で登録した場合は、その後の変更は不可だったが、今季は変更可となる。ただし、4人あるいは5人全員を投手または野手にすることはできない。また個人表彰で昨季は120試合に減少したため、最高勝率のタイトルの資格は10勝以上に変更されたが、通常の143試合制となった今季は13勝以上に戻る。

特例2021では昨季同様、感染の疑いや濃厚接触で出場選手登録を外れる場合は特例が適用され、復帰可能になれば本来の10日間を待たずに再登録できる。代替選手がその後、登録を外れた場合、昨季は他の代替選手との交代に限り、10日以内で再登録できたが、今季はどの選手とも日数の制約なしに入れ替え可能となった。