オリックス佐野皓大外野手(24)が23日、プロ7年目の「1番中堅」奪取を約束した。大阪・舞洲で自主トレを行い、打撃の意識改革を明かした。

イチロー氏がオリックス時代の99年オフから通った鳥取のトレーニング施設「ワールドウィング」を昨年12月に初めて訪れ、自主練習法を学んだ。当初の目的は昨春に起こした足の肉離れの再発防止だったが、施設で練習するうちに打撃への考えが変わった。

昨年リーグ5位の20盗塁をマークするなど俊足が武器。「足が売りなので、ゴロを打てばなんとかなるという考えが周囲も含めて多かった。でも最初からゴロを狙いに行くのではなく、強くしっかり振るイメージ」にこだわるようになった。今季は「1番で自分の仕事ができたら、持ち味が生かせる。本気で狙いに行きたい」と、レギュラー不在の1番中堅定着を目指す。