阪神の1軍春季キャンプが1日、沖縄・宜野座でスタートした。

全体練習開始前には、宜野座村による歓迎セレモニーが行われた。

六甲おろしが流れる中、グラウンドに選手全員がホームユニホームにマスク姿で集合。ナインは間隔を空けて整列した。

花束を受け取った矢野燿大監督(52)は「今年もコロナ禍の中で、キャンプに受け入れてくださったことに心から感謝申し上げます。今年はこのような状況になりますので、みなさんにいつも以上のお手数、ご苦労をおかけすることもあると思います。また、僕たち自身が意識してチーム全体として、このキャンプ1カ月を乗り越えていけるように一緒に頑張っていただけたらうれしいです」とあいさつした。

無観客でのキャンプスタートとなったが、矢野監督は「本当にここに来てもらえないのは大変残念ですが、テレビ、SNSなどでぼくらの元気な姿をみなさんにお届けして、今も苦しい状況にあるみなさんの笑顔が増えるように、シーズンが終わるころに、僕たちのプレー、日本一からファンのみなさんに、日本中に笑顔が増えるようにしっかりチームとして日本一を勝ち取っていきます」と、全国の虎党に日本一を誓った。