いきなりアクセル全開だ。巨人ドラフト1位平内龍太投手(22=亜大)がキャンプ初日に初ブルペン入りした。原監督、宮本投手チーフコーチの熱視線を浴びながら直球6割と4種の変化球それぞれ1割ずつ、計117球を投げ込んだ。

武器は最速156キロのストレートだけではない。大城を相手に1球1球、球種を声に出しながらスプリットとツーシーム、縦と横のスライダーを披露した。今後はさらに新球カットボールの習得ももくろむ。「変化球も自分は試したりしたいタイプ。長いイニングを投げていく上で少し動くボールが生きてくるのかな」と成長を追い求める。

監督、コーチ陣からの評価も上々だ。原監督は「球種がすごく多いね。いい状態でスタートしていると思います」と評価。宮本投手チーフコーチも「体の馬力を感じた。実戦向きだと思う」と期待した。

開幕ローテ入りへ、競争の日々だ。隣のマウンドで並んで投球した戸郷に対して「ちょっと意識はしましたね」と笑った。若手投手陣のライバルとして、火花を散らしながらも、ともにレベルアップを目指す。巨人の背番号11のユニホームに袖を通し、プロ野球選手の第1歩を踏み出した。【小早川宗一郎】

▽巨人宮本投手チーフコーチ(平内のブルペン投球を見て)「いろいろな変化球を持っている。まずは先発でっていう感じはします」

巨人ニュース一覧はこちら―>

セ6球団のキャンプ中継ガイドはこちら―>