オリックス中嶋聡監督(51)が1日、代表取材に応じ、宮崎春季キャンプ初日を振り返った。

-初日を終えて

中嶋監督 まずまず順調な動きかなと思います。

-今日の選手の動きで印象に残っていること

中嶋監督 それぞれ、本当に動きが思ったよりいいなと思いました。

-改めて無観客キャンプだが

中嶋監督 どこにも人がいないというのは、不思議な感覚はありましたね。

-このキャンプで求めること、大切にしていきたいこと

中嶋監督 本当にレベルアップするために、じゃあ何をレベルアップするのかを明確に、はっきりと自分たちで目標を(設定)してほしいと思います。身近な目的とか目標とかをしっかり立てて毎日過ごしてほしいなと。1日1日、その課題に向かっていってほしいなと思います。

-昨日は選手を信用していないとも話したが

中嶋監督 信用しました、はい。いや、良かったですよ。本当に。どのくらい動けるのかなというところをみんなでチェックしましたけど、各それぞれのコーチが非常に良かったという話は聞いていますけど。

-ブルペンでの投球は

中嶋監督 みんな、ちゃんと準備してきたということだと思います。

-能見を見た印象

中嶋監督 能見投手ですよね。いわゆる、能見投手ですよね。(昔)対戦してましたし。昔とはちょっと違うかな。何年前の話よ、って感じだけど。

-仕上がりも早い印象

中嶋監督 それくらいしっかり準備してきたっていうことだと思いますし、それに他のピッチャーが引っ張られてくれれば、それこそいいことだと思います。

-78球。球数を求めると監督も

中嶋監督 能見の場合は球数もそうでしょうし、コントロールもそうでしょうし、コース分けもそうでしょうし、高さもそう。しっかり目的を持って投げてくれるっていうのが、非常にわかりやすいピッチャーだと思います。そういうところをみんな見習っていってほしいと思います。球数を投げればいいってもんじゃないですけど、毎日入ればいいってもんじゃないですけど。昔のピッチャーはみんなそうだったんですけどね。それ考えたら、そういう調整もあるんだなっていうのも、加味しながら、自分らで取り入れていくところ。自分らが今やらなければいけないことは、それぞれ違うと思うけど。2日に1回しか入らないピッチャーもいますけど、(ブルペンで)投げない日にどれだけのことをしてるかっていうこと。次の日にブルペンに入れたのに、その日準備して、その次の日のブルペンに合わせてやっているわけですから。そこはそこでちゃんとした目的なので。ブルペン入るよりも、ネットスローとかで、それよりもはるかに球数投げているやつもいますし。そこが積み重ねだと思うんですよ。

-能見が入ったのはいい刺激

中嶋監督 そこまでのレベルじゃないピッチャーに対して、毎日ブルペンに入るのはどうなのかなとは思う。ブルペンは調整の場ではあるんですけど、どちらかといえばこちらは評価する場でもあるんで。その評価のために、その前の日にどういう準備してくるかっていうのは、大事になってくると思います。それを毎日出せるピッチャーだったら、毎日出してもいいと思います。いろんな調整があると思うんで。

-コーチとして指導する場面はあったのか

中嶋監督 能見に聞いてよ(笑い)。

-監督はいろんなところに動いていた

中嶋監督 最初に言ったようにA、B本当にごっちゃで。ただ昨日言ったようにそこで準備できる選手と、ずっとやれる選手との差で、そこに関しては全部見るというつもりです。各コーチを信じてますんで、その情報を吸い上げるだけ。あとは見に行くだけ。ここはもうちょっとうまくできるんじゃないかって、毎日相談しているわけです。

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