巨人ドラフト3位中山礼都（らいと）内野手（18＝中京大中京）が、原監督から金言を授かった。
「バットの重量アップ」のススメ。現在は870グラムのバットを使用しているが「最低900グラム。しなりを使って、重みを感じながら」とアドバイスされた。今は2軍の高卒ルーキーは、直々の言葉に「すごくうれしかったです」と初々しかった。
指揮官の熱視線にも自分のやるべきことに集中した。初めてプロの投手の球を打席で体感したフリー打撃。15スイング中、安打性の当たりを4本放った。緊張はあったが「あまり意識はしないようしてました」と集中力を維持した。
前夜の夜間練習では、もう1人のレジェンド阿部2軍監督に、新しいティー打撃を教わった。真後ろからトスされたボールを遊直を狙って打つというもの。「バットが内側から出てミート率があがる。すごく良い練習だと思います」。
将来有望な金の卵だ。新人合同自主トレ中、原監督に「（坂本）勇人に匹敵する」と言わせた。走攻守3拍子そろったセンス抜群の遊撃手で、同じ高卒遊撃手として坂本に憧れる。常々口にしてきた「1年目からの1軍出場」の目標へ宮崎の地は絶好のアピールの機会だ。「新人らしく元気出してやろうと思ってます」。金言を胸にフレッシュさ全開で猛アピールを続ける。【小早川宗一郎】
