阪神ジェフリー・マルテ内野手(29)とジェリー・サンズ外野手(33)が2日、春季キャンプに合流し、志願して屋外フリー打撃に取り組んだ。来日後2週間の自宅待機を経て、エドワーズとガンケルと一緒に前日1日に沖縄入りしていた。

39スイングで柵越え3本の3年目マルテは「気持ちだけは切らさないようにというのが自分の中であったよ。いい練習ができたね」。2年目のサンズも感触を確かめるように広角に打ち分け、35スイングで柵越え1本で「おそらく明日は筋肉痛が襲ってくると思うよ」と苦笑いを浮かべた。ともに屋外でバットを振るのは昨年11月の最終戦以来で、約3カ月ぶり。初日から精力的に汗を流した。

2人とも自宅待機中はウエートトレーニングが中心で、バットは触れていた程度だった。それでもサンズは、家事や大学の経営学の授業を学び「忙しくしていたよ」と充実の表情。マルテも「時差に苦しみながらも睡眠を多めに取って体調を整えた。その中でもしっかりトレーニングできたね」と調子は良さげだ。

2人は毎年恒例の豆まきイベントで鬼に扮(ふん)した報道陣を“退治”。合流初日から打って、投げてとハッスルした。昨季韓国野球で2冠の新助っ人ロハスは、来日のメドが立っていないが、頼もしいMS砲が戻ってきた。【只松憲】

▽阪神ガンケル「しっかり投げることができたよ。ワインドアップの時に日本人の投手がよくやっている投球フォームを変えるというか、ちょっとタイミングをずらすやり方。それを日本人の投手から学んだので、それに取り組んでいたよ」

▽阪神エドワーズ「しっかり体調を整えて、いい状態でシーズンに入れるように準備したいと思うよ」