虎がバント名人だらけになる!? 阪神川相昌弘臨時コーチ(56)が世界一のバント技術を投手陣にも伝授した。約40分間の「バント塾」を開講。「どこに転がすかが一番。打球を殺さなくてもセーフになる場所を知っておくのと知らないのとでは、大きな違いがある。その中で打球の勢いも殺せるように練習すればいい」と力説した。

午後0時30分、1軍キャンプメンバーの全投手が宜野座ドームに集められた。まずは丁寧に言葉でレクチャー。続いて先発投手陣の前で実演した。投球を左右に転がし、世界記録の通算533犠打を積み重ねた技術を披露。「ボールが緩いんで、あれぐらいは当たります」と照れ笑いだ。

キャンプ初日の野手向けバント塾に続き、今回は投手相手に「僕自身が攻められて嫌なところも話させていただいた」。詳細は伏せたが、打者側から見た苦手なコース、高さを説明。その上で、バントの極意を投手陣にも伝えた。

右打者は左手で角度をつける。内角高めの速球に目付けをしてから対応する。無理に不得意な方向に転がすより、得意な方向を極める。走者一、二塁の場面で三塁側に転がすことが苦手であれば、一塁側に丁寧に転がせばいい。ポイントを吸収した青柳は「(右打者は)みんな右手で(角度づけを)やりがちですけど、左手が重要というのが新鮮でした」と目を輝かせた。

講義後には個別の質問にも対応。熱心に耳を傾けた藤浪に対しては「ああいう姿勢は素晴らしい」と納得した。実は昨季の阪神は犠打成功率が8割1分9厘でリーグ1位。名人のエキスをナイン全員に浸透させ、さらにスキのない攻撃スタイルを完成させる。【佐井陽介】

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