中日の新外国人マイク・ガーバー外野手(28=ロッキーズ)とランディ・ロサリオ投手(26=ロイヤルズ)が5日、球団を通じてファンにメッセージを送った。2選手は新型コロナ禍による緊急事態宣言により入国できず、それぞれの地元で調整中だ。

ガーバーは、米国ワイオミング州のトレーニング施設や打撃練習場でフリー打撃などで調整。「昨夏からかなりの強度でトレーニングをしている」と、昨季はマイナーでの実戦がない中、万全の準備を続けてきたことを明かした。19年までの3Aでの2年間で39本塁打の助っ人野手は、パウエル打撃コーチのお墨付きで入団。「パウエルから練習や試合中のメンタルの部分など多くのことを教えてもらった。真の競争心と、戦う姿勢でチームの勝利に貢献する」と力を込めた。

中継ぎを期待されるロサリオはドミニカ共和国のウインターリーグに先月20日まで出場。7試合にリリーフ登板し防御率1・29の好成績を収め、現在もブルペンで投球練習を続ける。17年まで中日在籍のジョーダンと親交があり「とにかく一生懸命、練習、試合に臨め」とアドバイスを受け、昨季まで在籍したシエラたちからも日本の情報を収集しているという。「相手をしっかりと研究して対戦したい」と、抱負を語った。

緊急事態宣言解除が最短で3月7日。2人の来日は3月8日以降で、その後2週間の自宅待機がある。球団関係者は「開幕には間に合わないだろう」と話しているが、日本でプレーする日のため武器を磨いて待つ。

◆マイク・ガーバー 1992年7月8日生まれ、米テネシー州ナッシュビル出身。14年にドラフト15巡目にタイガースに指名されプロ入り。18年にメジャーデビュー。19年はジャイアンツでプレーした。メジャー通算30試合、打率7分6厘、0本塁打、2打点。今季年俸は5000万円(推定)。183センチ、86キロ、右投げ左打ち。

◆ランディ・ロサリオ 1994年5月18日生まれ、ドミニカ共和国出身。11年からマイナーでプレーし、17年にツインズでメジャーデビュー。18年にはカブスで44試合に登板し4勝を挙げた。メジャー通算69試合、6勝1敗1セーブ、8ホールド、防御率5・00。今季年俸は5000万円(推定)185センチ、95キロ、左投げ左打ち。