楽天に8年ぶりに復帰した田中将大投手(32)が6日、沖縄・金武町で行われる1軍キャンプに合流し、初日は別メニューで調整した。ウオーミングアップの後、キャッチボール、アジリティなどのメニューを消化した。「チームのウエアを着るだけで、緊張感は変わる感じはあります。いよいよだなという感じはありました」と初日の感想を語った。

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▽楽天石井GM兼監督(田中将に)「メジャーキャンプはそんなに早く始まらないので。肩の方もしっかり仕上げてくれているので順調。一般的に見れば(開幕までに)4、5回は(試合で)投げないと。沖縄のキャンプの中で登板したいと言っていたので、どの辺にするか話し合いたい」

▽楽天小山投手コーチ(田中将に)「毎年会ってるので久しぶりじゃないですけど(笑い)。違和感はないですね。ベテランの選手は相手チームや対戦している打者が多いので彼にとっては入りやすいのかなと思います」

▽楽天則本昂(田中将に)「昨日夕食会場で隣の新人4人が『緊張しますね』と。でも『大丈夫。オレも緊張するよ』と。田中さんも『気軽に何でも聞いてきてほしい』と相手の立場に立って発言できるのは、やっぱりすごいなと思いました」

▽楽天長坂ブルペン捕手(13年日本一時から球を受け、この日も田中将のキャッチボール相手を務め)「キャッチボールだけなので何が変わったか分からない。全球大事に投げるので、自分の中で考えながら修正できる能力が高い」