日本ハムのブルペンエース、宮西尚生投手(35)が沖縄・名護キャンプ第2クール初日の6日、初のブルペン投球を行った。

全体メニューが終わった午後2時すぎ。スパイクを履いてホームユニホームを着た鉄腕が、捕手を座らせて第1球を投じた。

宮西 (武田)久さんもユニホームを着て投げていた。試合で投げる姿はユニホームだから、1発目の時は大事にする、と。僕の中で残っている言葉。ピッチングと決めた時はユニホームを着ます。

この日がキャンプ後のブルペン投げ初め。第1クールはトレーニングウエアで傾斜を使った投球をしていたが、気持ちの入り方は違う。「気持ちも変わるし、重くも感じる。動きづらさも感じる。あれだけ何試合も投げられるもんやのに、オフの期間に着なかったら重く感じるんやなと毎年、思う」。5、6割の力でバランスを意識しながら、まずは直球を15球。続けて左右の打席に打者に立ってもらい、内外角を5球ずつ。最後はスライダーを2球なげ、計42球で締めた。

投げる時間帯も意識的に設定していた。「ウエートなど全部の練習を終わらせてヘトヘトの時に。追い込み方としての1つのパターン。第3クールくらいからチームと同じ流れでピッチングに入ると思いますけど、今はできるだけ体を追い込みたい」。左肘の状態が万全でなかった過去2年と比べ、現状は「雲泥の差」。初実戦は20日以降を予定している。「まあまあ、いいんじゃないかな」と話す笑顔が、生けるレジェンドの順調さを物語った。【木下大輔】