“桑田流メソッド”が新風を吹き入れる。巨人桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が6日、宮崎での1、2軍キャンプで初指導した。

15年ぶりに古巣のユニホームを身にまとい、背番号73を初披露。ブルペン入りした12人の投手に「傾斜」「稲妻」「歩幅」の直伝アドバイスを送った。

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明確な目標を持って、現役時代から慣れ親しんだ宮崎に戻ってきた。全体練習開始の午前9時半よりも約1時間早い8時28分。桑田投手チーフコーチ補佐は、早め早めのジャイアンツタイムで球場入りした。練習前の円陣で「今年からみなさんと一緒に、日本一を目指すことになりました。しっかり目的意識を持って取り組んでください」とあいさつ。鋭い眼光で選手の動きをチェックし、穏やかな口ぶりで熱血指導した。

ブルペンでは投手陣を真後ろから凝視した。戸郷、高橋、平内と伊藤優らの投球を観察し、アドバイス。全員が初指導だったが「球団のiPadとかでね。2軍、3軍もチェック済みです。課題とか修正点も確認してきている」と予習したデータと照らし合わせた。

投手力強化へ“桑田流”を導入する。

投手は傾斜の中で投げるポジションで「今の選手はよく走るし、ウエートもよくやる。でも、試合に生かすにはマウンドで投げるという作業が大事。1球でも多くマウンドで投げて傾斜でバランスを取ったり、タイミングがとれるような指導をしていきたい」。投げ込みの重要性は大前提とした。

稲妻型の球数管理でケガ防止に努める。平内が「今日100球投げたんで、明日、明後日は50球くらいというプランを話して立てています」と助言されたように無計画に多投はさせない。個々の球数を示す棒グラフがジグザグの稲妻型になるように投げ込みペースを管理する。

足跡も貴重なデータとしてインプットする。それぞれの投手が、投球後のマウンドのプレートから何足分を踏み出しているかを計測し、記録した。「僕の理論なんですけど、投げ終わった後にあそこ(マウンド)に答えが載ってると思ってる」と、マウンドの削れ方や、土の掘れ具合から状態や調子を感じ取る。

野球を科学した“桑田流メソッド”で勝利を科学していく。【小早川宗一郎】

▽巨人平内(ブルペン投球後に桑田投手チーフコーチ補佐と会話を交わし) 球数のことをミーティングで聞いて、ピッチング後にも話をしたので取り入れていこうかなと思っています。

▽巨人横川(ブルペン投球後に桑田投手チーフコーチ補佐から助言を受け) 自分が感じていることと桑田さんが感じていることが一致したので、そこはすごくよかった。

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