中日のドラフト1位・高橋宏斗投手(18=中京大中京)が11日、沖縄・読谷2軍キャンプで、プロ入り後初めて捕手を座らせてのブルペン投球を披露した。大野奨、山下と、初めて現役捕手相手に立ち投げで50球。最後の10球は山下を座らせ、最速148キロをマークした。

「(力は)7割くらいです。バランスを意識していたので、そんなに球速は出ていないと思っていましたが、しっかりと出ていて良かった」。キャンプ4度目のブルペン投球を終え、納得の表情を見せた。ラスト10球はセットポジションとノーワインドアップ。「より実戦に近い形で投げたかった」と、自身で考えた練習だった。

ベールを脱いだ18歳に、山下は「7割の力と聞いて、驚いている。力感なく投げて、伸び系というより、角度のあるドーンと力強さのある球だった」。ソフトバンク時代、エース千賀や石川の球を受けた元ドラフト1位捕手を驚かせた。門倉2軍投手コーチも「試運転で10球座らせた。大きな期待がさらに大きくなった」と、高橋宏が試し投げで見せた潜在能力を再確認した。

報告を受けた与田監督も笑顔だった。「見たいな。こちらのブルペンに呼んで、木下(拓)ら経験のある捕手に捕らせることも考えている」と、早ければ16日からの第4クールで、1軍でドラフト1位をお披露目する計画を明かした。監督の心を躍らせるブルペン投球になった。【伊東大介】