阪神注目の新人・鳥谷敬内野手が記念すべき“プロ第1号”を放った。安芸での紅白戦に「1番遊撃」で出場。初回に先発杉山の内角直球をとらえ、右翼の防球ネットを越えてサブグラウンドの斜面に着弾する推定140メートル弾を打ち込んだ。

鳥谷は「思い切って振った結果。たまたまタイミングが取れた。マグレですよ」と冷静に振り返った。また、3回に四球を選び、実戦4試合で4個目と選球眼の良さも示した。岡田監督も「悪いバッターはキャッチャーミットまでボールを追い続ける。(鳥谷は)首が動かんやろ。それだけ見ても、いい打ち方をしているということなんや」と評価した。

ルーキーイヤーは101試合に出場し、打率2割5分1厘、3本塁打17打点。プロ野球2位の1939試合連続出場は、この年の9月9日から始まった。