阪神近本光司外野手が中日大野雄大との今季初対戦で対策を講じる。

昨季は沢村賞左腕に対してチームは2完封を許し、自身も12打数3安打といいイメージはない。27日の練習試合の中日戦(北谷)は今季に向けて貴重なテストの場。「すごくいい投手。やりたいことを優先しながら、結果を踏まえて自分の状況を確認したい。シーズンでもできることを、今のうちに試すのもありなのかなと」。打席の立ち位置やボールの見方、バットの出し方について「考えながらやっていきたい」と意気込んだ。

矢野監督は近本を開幕1番で起用する構想を明かしており、27日も1番が想定される。大野雄が得意とするツーシームについては新人の19年から対策を考えており、リードオフマンは「結局は自分がどういう風に打ちたいかや、雑念というか余分なものを削り取れるかだと思う。そういう駆け引きも面白いなと思います」と対戦を心待ちにした。