巨人菅野智之投手(31)が、今季初実戦を2回2安打3奪三振の無失点で終えた。

曇天の中、カクテル光線を浴びながらマウンドに登場。今季から取り組むプレートの一塁側を踏む新投球スタイルで、広島打線を危なげなく封じた。「順調だと思います。内容は求めていないので。まずは元気に投げることができてよかった」と納得の表情で振り返った。

オフにはポスティングシステムを申請してメジャー移籍を目指したが、交渉期限直前まで熟考したうえで残留を決断。「ジャイアンツで日本一になれるチャンスをもらったと思いますし、これもまたすばらしい野球人生だと思います。まだアメリカに挑戦するチャンスは残ってると思うので、まずはジャイアンツで日本一をつかみに行けるように全力で頑張ります」と、巨人と1年契約を結んだ。

今キャンプは自主調整が認められている「S班」メンバーとして東京ドーム、那覇で調整してきた。最有力視される4年連続7度目の開幕投手については「まだ開幕で投げるかわからないですけど、その辺は体の状態を万全な状態に。次いつ投げるかわからないですけど、そこに向けてしっかり調整していきます」と語った。