5年連続日本一を狙うソフトバンクが、残りオープン戦5試合は本気モードで「5連勝締め」に挑む。
16日のDeNAとのオープン戦(ペイペイドーム)を前に、工藤公康監督(57)が15日、勝利にこだわった戦いを宣言。「残り5試合は本番想定です。勝ってる時は勝ちパターン(の投手リレー)で。攻撃も作戦、起用はシーズン通り。バント、エンドラン、バスターもやっていきます」。これまでは若手の底上げ、選手の状態を上げることを優先させてきたが、対DeNA2試合、対広島3試合はシーズンさながらの戦いに転じる。
いよいよ役者も加わる。両アキレス腱(けん)のコンディション不良で出遅れていた柳田が、1軍に合流。すでにチームに合流していたグラシアル、デスパイネも実戦に臨む。柳田は12日からの教育リーグで、3試合に出場。安打はないが守備にも就いている。「動けているという報告をもらっているし、彼の場合はもうレギュラーだし、結果が出なくてもコンディションを上げていって開幕に向かってほしい」と信頼を置く。グラシアルとともにスタメン出場が濃厚で、デスパイネも打席に立つ見込みだ。
リーグ連覇と日本一5連覇を目標に、王者に油断はない。「他チームは打倒ホークスでやるでしょうから、我々も戦力をしっかり整えて戦っていかないといけない」。千賀、東浜ら投手陣に若干の故障者はいるが、野手は勢ぞろいした。相手にプレッシャーをかけるホークス打線が復活。今季成長してきた若手も含め、厚みを増した王者が、21年シーズン開幕へ「総仕上げウイーク」に臨む。【浦田由紀夫】



