先発ローテ入りが有力視されている、チェン・ウェイン投手(35)が17日教育リーグ中日戦(ナゴヤ球場)に先発。5回途中11安打8失点と不安の残る内容だった。

初回は三者凡退、2回も2死から堂上に安打を許したが後続を断ち0点。だが、3回以降に打ち込まれた。3回先頭の石垣にバックスクリーンに運ばれると、伊藤、福田、福留に3連打を許すなど3失点。4回には堂上に左翼フェンス直撃の二塁打や石垣には右翼線二塁打、溝脇には右翼の頭を越える二塁打を打たれるなど、2失点。

5回は先頭の福留に捉えられ右前に運ばれたが無失点で切り抜けた。6回は1死から石垣にこの日初めての四球を与えると続く溝脇に右前打、伊藤は見逃し三振に抑えこの回2つ目のアウトを取ったが、福田に左翼線二塁打を浴びてイニング途中で降板となった。

後を継いだ牧もチェンの残した走者を2人かえして8失点。真っすぐを捉えられる場面が目立った。チェンは「甘いボールが多かったというのが一番だと思います。相手も真っすぐを積極的に振ってきたということもあるんですけど、一番はボールが甘かった、それだけです」と投球を振り返った。「今日はコントロールが甘かった部分以外にもテンポが悪かった。これからも投球テンポ、リズムというのを大事にやっていきたいです」と開幕へ合わせて調整していく。

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