DeNAのドラフト1位、入江大生投手(22=明大)が猛アピールでオープン戦登板を終えた。ソフトバンク戦で5回2安打1失点。失点は松田にソロを浴びたのみで「いい面と悪い面がはっきり出た。でも自分の持ってるものは出せたかなと思います」と話した。

昨季日本一の強力打線相手に、力も入った。2回までわずか14球で打者6人をピシャリ。4番柳田に150キロ、栗原に150キロ、デスパイネにはプロ入り後最速の151キロをいずれも初球に計測した。柳田とは2打席対戦し、2球空振りさせた。「いずれもツーシーム。真っすぐと同じ軌道に乗せて落とすというのを、これからは精度よく投げていけたら」と、一流打者との対戦で手応えを得た。

先発投手では現状で浜口、大貫、平良、京山の開幕ローテ入りが確実。残り2枠を争う上茶谷と阪口も前夜にそれぞれ4回1失点、4回無失点と好投した。三つどもえのうれしい悲鳴に、三浦監督は「総合的に判断する。ローテ後の日程のこととかも考えて決めたい」。ドラ1の抜てきにも「ありますよ。ツーシームやスライダーでもカウントが取れていた。非常に可能性はあると思う」とうなずいた。【鎌田良美】

▽DeNA佐野(外国人不在の中、主将がチーム24イニングぶりの適時打)「状態は上がってきている。牧の後を打つことが多いけど、若い選手に負けないように結果を出したい」