不惑のシーズンに向けて、ソフトバンク和田毅投手が充実の最終調整を終えた。広島とのオープン戦最終戦に先発し、相手打線を4回2安打無失点と封じ込んだ。

直球に自慢のスライダー、カーブの変化球もさえ、4三振を奪った。2回、先頭の4番鈴木誠はカウント2-2と追い込むと、129キロのチェンジアップで空振り三振。クロンには115キロのカーブで空を切らせた。

「内容はすごくよかったと思います。最終登板をいい形で終われてよかった」。和田も納得の60球だった。14日の教育リーグ中日戦(タマホームスタジアム)では7回107球を投げたが、余力を残しての交代。「今年は完投します」とキャンプから言い続けてきたベテラン左腕は、心身ともに最良の状態で開幕を迎える。ロッテとの開幕シリーズ3戦目に登板予定。「シーズンに入って勝つだけです」。左肩の不安に悩まされてきた昨年までとは違い、表情に自信がみなぎる。

2月で40歳になった。マウンドに立てる時間はそう長くはないが、目標を上方修正。日米通算150勝と言い続けてきた数字を「150勝は日本だけで挙げたい」。残り12勝…。開幕から先発ローテーションを守り切れば、おのずと数字はついてくる。【佐竹英治】

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