開幕5連敗を喫したロッテがトンネルを抜けた。プロ初登板初先発の本前郁也投手(23)が、プロ初勝利を手にした。

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▼2年目の本前がプロ初登板初先発で白星。ロッテの初登板勝利は17年佐々木以来16人目で、2年目以降の投手では10年香月以来11年ぶり4人目。本前は19年の育成ドラフトで入団。育成ドラフトで入団した投手の初登板勝利は、17年篠原(巨人)18年大竹(ソフトバンク)に次いで3人目となった。

▼チームは開幕からの連敗を5でストップ。開幕5連敗以上をプロ初勝利で止めた投手は、91年湯舟(阪神)以来30年ぶり5人目で、パ・リーグでは79年に開幕12連敗を止めた松沼博(西武)に次いで42年ぶり2人目。過去4人はいずれもそれまでに登板があり、プロ初登板勝利で開幕5連敗を止めたのは本前が初めてだ。