DeNAが開幕から2分けを挟んで5連敗となった。開幕7試合で白星なしは球団初。三浦大輔監督(47)は新人監督では2リーグ制後でワースト記録を更新し「結果として受け止めないと」とかみしめた。なぜ、勝てないのか-。

(1)救援陣の不調 7、8回が安定せず、リードを守り切れない。開幕時は7回山崎、8回石田。ところが、石田は4試合連続失点し、防御率24・00。勝利目前で同点を許した試合が続いた。山崎は開幕カードの巨人戦では2試合ともに好投。30日のヤクルト戦1回戦から石田と山崎の順番を入れ替えたが、同戦では両投手とも失点。8回に4点を失い、逆転負けした。抑えの三嶋は開幕戦でサヨナラ本塁打を浴びたが、その後は2試合で無失点。

(2)QS不足 7試合でクオリティースタート(QS=先発6回以上自責点3以下)が、ヤクルト1回戦の大貫と、この日の浜口だけ。巨人3回戦の平良は5回まで完全投球も、6回に緊急降板。右肘の張りで登録抹消された。京山、入江、上茶谷と若手が試合をつくれない。

(3)投打がかみ合わない 3点差以上の完敗は巨人2回戦(5-10)と広島1回戦(0-4)の2試合だけ。打線は1試合平均4・4点を挙げているが、11点を奪った試合で引き分けるなど、全くかみ合わない。

三浦監督は「いろいろ要因はあると思う。その試合によって先発だったり、リリーフだったり」と投手陣の不調が原因とみる。今後に向け、「今日みたいに先発が試合をつくれれば勝機が広がる」と言った。巻き返しには浜口、大貫に続く先発投手が台頭し、リリーフ陣の復調が必須。まずは石田を勝ちパターンから外し、三上の補充でブルペンの改善に乗り出した。【斎藤直樹】

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