ロッテ藤原恭大外野手(20)の一振りが逆転3連勝を呼んだ。1点を追う7回2死一、二塁で左翼ポール際への2点二塁打。日本ハム上沢が2走者とも四球で出していたことから「甘い球を投げてくるんじゃないかなというのが頭にあった」と強振した。

オープン戦では1、2番を任されていたが、開幕戦で告げられたオーダーは9番。もちろん悔しい。一方で納得している自分もいる。「実力不足は一番分かってますし、自分よりオギさん(荻野)やマーティンが立っている方が打撃の強さがある。まだまだ入れる力はない」。打率1割台と苦しみながら、4月に入って3試合連続打点と結果が伴ってきている。

チームは今季初めて接戦を制し、5連敗からの3連勝で4位タイに浮上した。2打点は、先輩たちが好機で回してくれたから付いたもの。「向上心を持って上位に座れる打撃、技術を身に付けていきたい。もっともっと自分発信で。打って守って明日も勝ちたい」。自分の力で信頼をつかむ。【鎌田良美】

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▽ロッテ美馬(6回途中2失点で今季初勝利ならず) 粘りきれませんでした。逆転してくれた野手に感謝です。四球も球数も安打も多かったので、いいリズムをつくれるよう調整したい。