阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手は50メートル6秒0の快足で貢献した。

9回に右腕平田の内角高め146キロに詰まりながら怪力で中前にはじき返す安打。続く梅野の初球に今季2個目の盗塁を決め、その後に1死二、三塁から中野の二塁へのゴロで判断よく本塁へ滑り込み、野選を誘ってチーム4点目をもぎとった。常に「自分のやることをやるだけ」と話すルーキーが仕事を果たした。

前日9日は横浜スタジアム右中間場外へ推定140メートルの3号ソロ。一夜明けてホームランボールが手元に届いた。右中間の「鳩サブレー」の左横にある「東亜建設工業」の看板の「業」の字の上を越えたボールは看板奥の網に引っ掛かり、球場係員が回収していた。笑顔で受け取った佐藤輝は宮城県に住む父方の祖父勲さん(81)にプレゼントするつもりだ。この日も9回右翼上部に増設された「ウィング席」へ飛び込む特大ファウルで球場を沸かせた。

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