DeNAは今季4度目、2試合連続の引き分けとなった。先発の大貫晋一投手が、相手先発の沢村賞左腕、大野雄と今季2度目の投げ合い。7回を96球、6安打無失点と好投した。

7回は連打で無死一、三塁のピンチを迎えた。ベンチは中間守備を選択した。三浦監督は「(自軍の)打順も考えて3イニング攻撃が残っていたから。外国人(の存在)は大きい。今日も先発が頑張って、歯車がかみ合いだした」。7回裏は3番のオースティンからという好打順のため、1点を取られても仕方ない、という作戦をとった。

しかし、大貫は阿部をフォークで遊直、木下拓をチェンジアップで二飛、大野雄を直球でニゴロと無失点で切り抜けた。期待以上の好投となった。大貫は「先に点を取られないようにランナーを出塁させても粘ることができました。前回登板はとても悔しい登板になってしまったので、今回は『やってやるぞ』と強い気持ちを持ってマウンドに向かいました。次回登板も今日のような投球を継続できるように調整していきたいです」と話した。

同点ながら8回からは山崎、9回は三嶋と勝ちパターンの投手をつぎこんだ。週初めの試合だが、ためらいはなかった。この試合から救援左腕のエスコバーがベンチ入り。ブルペンは厚みを増していた。投手起用には、こうした伏線があった。

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