<DeNA0-0中日>◇20日◇横浜

DeNAは2試合連続で今季4度目の引き分けだが、外国人が投打に加わったことで、戦いぶりに少し余裕が出てきた。

【守備】0-0の7回表に無死一、三塁のピンチを迎えた。相手先発は沢村賞左腕の大野雄。1点も与えたくない場面に見えるが、三浦監督の選択は内野ゴロでの1点OKという中間守備だった。「打順も考えて。3イニング攻撃が残っていた。外国人は大きい」。7回裏は3番オースティンから。6番にソトも控える。攻撃力に自信がなければ、採用できない戦術だった。7番阿部の打球は遊直。結果的に前進守備なら抜けていた打球だった。

【継投】8回から山崎、9回から三嶋と、勝ちパターンの投手をつぎ込めた。週頭の火曜日。できれば好投手は温存しておきたい。しかし、この試合から救援のエスコバーがベンチ入り。通算70ホールドと実績十分の左腕を残したため、明日以降へのダメージを最小限にとどめられる。「エスコバーが戻って、選手がそろって、ブルペンの競争が激しくなれば厚みを増す」と三浦監督は語った。早速効果が表れた。

8連敗は止まらなかったが、投打にそろった外国人がスコアシートには残らない存在感を示した。【斎藤直樹】

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