日大工学部は山形大に2-1で競り勝ち、石巻専大、福島大、日大工学部の3校が7勝2敗で並び、優勝争いが混沌(こんとん)としてきた。今日9日の結果次第で8勝で2校が並んだ場合は、翌週に優勝決定戦を行う。

日大工学部・守谷泰樹投手(4年=多賀城)が8回を5安打4奪三振1失点に抑え勝利に貢献した。5回まではすべて3者凡退に抑える完ぺきな投球内容。今年から習得したカットボールとスライダーに加え、緩急に変化をつけ山形大打線を翻弄(ほんろう)した。守谷は「後半に集中力が切れないよう、チーム一丸となって勝ち切り、(優勝決定戦が行われる)来週につなげたいです」と優勝を見据えた。佐久間誠剛監督は「まず今日勝てて良かった」と優勝に望みをつなぎ安堵(あんど)の表情を浮かべた。