巨人は8回に逆転を許したものの、9回に4番岡本和真内野手(24)が起死回生の8号同点2ランを放って引き分けに持ち込んだ。試合後の巨人原辰徳監督(62)の、今日のひと言。

 

「野球ってのはやっぱり、本当に何て言うか難しいスポーツですよ」

 

 

あと1死で敗北確定という土俵際で、巨人の主砲が4番の意地を見せた。岡本和は9回2死一塁、DeNAの守護神三嶋の内角直球をバックスクリーン右側に放り込んだ。初回にはチェンジアップを強引にいかず、中前へと運ぶ先制適時打。主将坂本不在の中、3安打猛打賞の3打点と存在感を示した。

この試合まで6戦5勝無敗の先発高橋優貴投手(24)は、2回にDeNA宮崎に2ランを浴び、6回2死満塁を招いて降板。2番手の野上亮磨投手(33)がピンチを脱し、巨人は継投策に入った。だが、8回に4番手高梨雄平投手(28)がソトに逆転2ランを献上。代わったばかりの井納翔一投手(35)が続く牧に8号ソロを浴びた。

万事休すと思われた9回2死、丸佳浩外野手(32)が右前打で出塁。続く岡本和のひと振りで、今季5度目の逆転負けを阻止した。

 

 

原監督の主な一問一答は、以下の通り。

 

-最後は岡本和が素晴らしい一発

そうですね。2点差を同点にしたわけですからね。まあまあ(チームが)生き返ったかどうかは分からないけど、起死回生であることは間違いないね。

-内角を中堅の右に持っていけるのが特長

そう思いますよ。あそこに放り込まれたら。やっぱりバッターとして、バックスクリーンの向こう(逆側)にホームランを打つというのはね、やっぱり打者の理想型ですよ。

-初回も強引にはいかず中前に先制適時打

いいところでね。初回のことは忘れちゃったけど(笑)

-初回が理想的だっただけに、中盤の攻めが

そうですね。野球ってのはやっぱり、本当に何て言うか難しいスポーツですよ。