首位を行く立大が今季初黒星を喫した。立大はこれで5勝1敗1分け(ポイント5・5)となり、6勝1敗の慶大(6ポイント)に首位を譲った。

立大が慶大に連勝なら、17年春以来となる優勝が決まる対決だったが、立ち上がりから大量失点し、完敗。優勝の行方は次週以降に持ち越された。

溝口智成監督(53)は「勝負にならなかった。1、2回で6失点。そのあとも失点しては」と口を開いた。先発の池田陽佑投手(2年=智弁和歌山)がわずか2回6失点で降板し、勝負の行方が早々と決まった。

それでもナインはあきらめず終盤に東怜央一塁手(4年=福岡大大濠)の本塁打などで4点を奪った。溝口監督は「(選手の)集中力は切れていなかった。明日につながる。明日は負けられないゲーム。接戦に持ち込みたい」と雪辱を誓った。