ロッテ佐々木朗希投手(19)が、プロデビューマウンドの西武戦で5回を6安打4失点で降板した。5回に同点に追いつかれたが、打線が勝ち越し、勝利投手の権利を持ったまま、プロ初登板を終えた。

登板後、佐々木朗は「緊張はあまりなかったです。真っすぐはある程度はコントロールできたんですけど、変化球が抜けてしまう球が多くて、そこでカウントも不利になってしまった。そこを修正していきたいです」とコメントした。

1回、注目のプロ第1球は151キロの速球を投じた。左前にはじき返され、1死一、三塁のピンチを背負ったが、4番山川、5番栗山をねじ伏せ、無失点に抑えた。

若き右腕をプロ初勝利へと導くべく、打線は1回に荻野、マーティンの連続アーチで2点を先制。2回にも佐藤都の適時二塁打、荻野の適時打で2点を援護した。

4点のリードで迎えた4回、レアードの失策をきっかけにリズムが乱れた。無死二塁から、若林の中前適時打でプロ初失点。源田には右中間への適時三塁打を浴び、さらに栗山の犠飛で3点目を失った。

4回を終え、プロ最多の86球に達したが、5回も続投した。2死三塁から暴投で同点とされたが、勝ち越し点は許さず。その裏、マーティンが勝ち越しの2ランを放った。

最速は154キロをマークし、山川から2三振を奪うなど、計5奪三振。5つの盗塁を決められ、セットポジションでの投球に課題を残したが、プロ入り最多の107球を投じた。

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