ヤクルトは、9回に追いつかれて引き分けとなったが、勝負どころで外野の好守が効いた。

2-1で迎えた8回1死一塁。木下拓が放った左翼線を抜けそうな打球を、並木がダイビングキャッチ。1歩目を踏み出してから計測する50メートル走で、5秒32をマークした超快足で、ピンチ拡大を防いだ。

外野手の2度目の好プレーは、9回1死一、三塁の土壇場で飛び出した。福田の中飛を塩見が捕球すると、本塁へ好返球。スタートを切っていた三塁走者の大島を刺し、サヨナラ負けを阻止した。勝利は逃したが、1球にかける選手たちの思いが光った一戦。高津臣吾監督は「大きな1つのアウト。長打を防いだ、サヨナラを防いだというのは、点を取る以上にもしかしたら難しいワンプレーだったかもしれない」とたたえた。

ヤクルトニュース一覧はこちら―>