「ダイナマイト慎吾」が、持ち前の長打力をアピールした。巨人石川慎吾外野手(28)が、18日のイースタン・リーグDeNA戦で2発を放った。

1回2死、カウント2-2からDeNA石川達也の外角速球をコンパクトにスイング。弾丸ライナーで先制の3号ソロを右翼ポール際に運んだ。「塁に出る事だけを考えて打席に入りました」と冷静に振り返った。

5点を追いかける7回2死では、カウント1-2からDeNA田中健二朗の速球を右翼席に運び「風にもうまく乗ってくれました」と笑顔を見せた。

1軍再昇格に向け、価値ある2発だった。ともに左投手が相手で、追い込まれた後、逆方向へと見事に打ち返した。

プロ10年目の今季、1軍では7試合に出場し、6打数1安打、打率1割6分7厘。4月23日に出場選手登録を抹消された。