高卒2年目の阪神及川が、プロ初登板で大きな仕事果たした。

「やっぱり緊張はしました。中継ぎの厳しさというのを実感した初登板だったと思います」。勝ち越しを許した7回に1死からマウンドへ。先頭の山川に四球、呉念庭には中前打を許し1死一、三塁のピンチを招いた。それでもスパンジェンバーグをスライダーで空振り三振に仕留めると、岸を初球で遊ゴロ。緊張のデビュー戦は、2/3回を1安打と1四球を出しながら無失点で切り抜けた。

終盤の逆転劇につながる投球に、矢野監督も「崩れずにアウト2つ取れたっていうところではいいスタートを切れたと思う」と評価した。19年ドラフト3位で入団した期待の左腕。19日に初勝利を挙げた同期の西純に続き、堂々の投げっぷりを見せた。

▽阪神及川の父大介さん(栃木県内の職場で息子の初登板を中継映像で見守り)「緊張のせいかボール球が続いて、先頭に四球を出していたので良くないなあと。ハラハラしましたね。次はもうちょっと内容を良くしてほしいですね」