右肘の違和感で離脱中の巨人菅野智之投手(31)が、4日からの日本ハム3連戦(東京ドーム)で実戦復帰する可能性が高まった。5月30日にはジャイアンツ球場で1カ所でのフリー打撃に登板し、コンディションを確認。登板後に問題が生じなければ、4回で降板した5月7日ヤクルト戦以来のマウンドに上がることになりそうだ。

先発陣がスクランブル状態だけに、エースの復帰はこれ以上ない追い風となる。本拠地での1日からの西武3連戦は高橋と横川が中5日で、サンチェスは中4日で先発する予定。畠が中継ぎに回っており、菅野の復帰は6月攻勢を目指す巨人には、大きなプラスになることは間違いない。来月の東京五輪までに実戦を重ねることもでき、有力な先発候補に挙がる侍ジャパンにも明るい材料になる。

昨年10月に左肘のクリーニング手術を受けて2軍調整中のメルセデスも1軍に昇格する方向で調整中。先発陣を整え、4・5ゲーム先を走る首位阪神を追う。