日本ハム中田翔内野手(32)が、1日からのイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で実戦復帰する見通しとなった。体調不良などの理由から5月17日に出場選手登録を抹消。その後、約2週間は2軍戦にも出場せずに調整を進めてきた。栗山英樹監督(60)は「動きだすから」と、主砲の再始動を示唆した。

<今季の日本ハム中田翔>

◆3月26日 楽天との開幕戦。張本勲に並ぶ球団最長タイの10年連続で開幕4番を務めるも3打数無安打。試合も2-8で敗れた。

◆27日 楽天戦の6回1死満塁、8打席目での今季初安打は左前に渋く落とす適時打。チームの今季初勝利に貢献。

◆4月7日 ソフトバンク戦。大田の1号で開幕10戦目にしてチーム今季初本塁打も、中田は3打数無安打で本塁打なし。不振からベンチでバットを折り、さらに右目を腫らすアクシデントに見舞われた。

◆8日 ソフトバンク戦で今季初のスタメン落ちし欠場。チームも2引き分けを挟み7連敗。

◆17日 楽天戦の1回2死一塁。8年ぶり日本球界復帰の田中将から2ランを放ち、開幕67打席目での今季初本塁打となった。7回にも牧田からソロを放った。

◆24日 オリックス戦で10年ぶりに「7番」で出場し3打数2安打。3回に中田の安打を口火に一挙5得点の猛攻で、チームは今季札幌ドーム初勝利。

◆5月1日 西武戦の9回。4号2ランで今季札幌ドーム初アーチ。チームがコロナ禍で揺れるなか、逆転サヨナラ勝ちにつなげた。これが登録抹消前の最後の本塁打となった。

◆17日 19年8月13日以来、約2年ぶりに出場選手登録を抹消。直近5試合では16打数1安打と低迷。栗山政権では故障以外で登録を外れるのは初となった。