ソフトバンクが痛恨の逆転負けを喫した。中継ぎの要だったモイネロが五輪米大陸予選のため離日後、初めて3点以内のリードで継投に突入。

3-1の8回に松本を投入したが、DeNA牧に逆転打を浴びて試合をひっくり返された。泉、嘉弥真がブルペンにいたが、工藤監督は「ピッチングコーチから今日は(松本を)8回で行かせてみたいということだった。(本人に)聞いてみましたけど『行きたい』ということだったので」と説明。起用は裏目に出た。

松本は「大事な場面で使ってもらったのに、その期待に応えることができなかった。本当に申し訳ないです」と猛省。守護神森は5月28日に左肘手術を受け、長期離脱は避けられない。モイネロの再来日も未定だ。ブルペンは苦しい状況が続く。指揮官は「森君もモイネロもいない状況はどうすることもできない。今いるメンバーでなんとかするしかない。しっかりしてほしい。」と、リリーフ陣にゲキを飛ばした。

交流戦で2度の連敗は14年以来で、工藤監督の就任以来初。過去8度の優勝を誇るソフトバンクが、得意の交流戦でつまずいている。【只松憲】

▽ソフトバンク中村晃(4回の左前タイムリーに) 2死三塁の、やるかやられるかの勝負。割り切って行くことができた。チェンジアップをうまく引きつけて捉えることができた。