日本野球機構(NPB)はJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議を7日、行った。4月末から5月上旬にかけてクラスターが起きた日本ハムの事例についてゲノム(全遺伝情報)解析の報告が行われた。専門家チームの東北大・賀来満夫氏は「英国株が多く占められていた。伝播(でんぱ)性が高く、注意しないといけない」と話した。

またJリーグでは直前に感染者が出て試合の開催可否の判断を迫られた場合に、オンサイト(現場)での検査を実施している。これまで693件の抗原定性検査を行い、うち3件で同検査で陰性と判定が出たが、その後のPCR検査で陽性になったケースがあったことが報告された。「(99・6%と)一致率は高いが、すり抜けてしまう。(検査方法など)今後、協議していきたい」と課題とした。