交流戦5割フィニッシュだ! ソフトバンクは8日から広島、ヤクルトを本拠地に迎えて6連戦を戦う。ここまで4勝6敗2分けの10位と苦戦する中、工藤公康監督は「3連勝なんてそんなこと言わないで、常に勝ち越しを目指していくことが大事。欲張ることもせず、先を見ることもせず、足元を見て戦っていきたい」と冷静にプランを描いた。

交流戦で12球団最多8度の優勝を誇るソフトバンクは、過去に負け越しは2度しかない。11勝13敗で9位だった07年と、8勝13敗3分けで11位だった12年。ともに再開後のリーグ戦で星を伸ばせずレギュラーシーズンは3位に沈み、クライマックスシリーズで敗退している。例年なら一気に勢いに乗る期間だけに、ここでの大ブレーキは避けなければならない。

現在交流戦の借金は2。それでも、直近のカードではセ・リーグ首位の阪神に敵地で連勝して勝ち越し。ホームに戻って一気に連勝を伸ばしたい欲も出そうなところだが、地に足を付けて戦う。

常々「カード勝ち越し」を掲げる工藤監督は、普段通りの戦いで交流戦の残りを乗り切る構えだ。「あまり先のことを考えるよりも、次の3つ。そしてその3つの中の1つ1つ。欲張ることもせず、先を見ることもせず、足元を見て戦っていきたい」。2カード続けて勝ち越せば負け越しを回避できる。勝率5割以上で交流戦を戦い抜きリーグ戦再開へ弾みを付ける。【山本大地】

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