柳で痛恨の黒星だ。交流戦2試合無失点だった中日柳裕也投手が、7回途中5失点KOされた。楽天先発岸には西武時代を含めて通算9敗目(1勝)を喫し、チームは交流戦初の連敗。楽天に交流戦首位を明け渡した。

チーム勝ち頭の右腕に、3月27日広島戦以来の黒星がついた。4回、明大の先輩、島内に9号同点ソロを被弾。無失点イニングが「25」で止まった。5回に2点を失い、7回1死一、二塁で降板した。「思ったように球をコントロールすることができなかった。楽天打線に低めを見逃され、自分のカウントに持ち込むことができなかった」。今季最多の8被安打、5失点。19年から続けた交流戦連勝も5で止まった。

与田剛監督は「(柳も点を)取られることもある。ちょっとボールカウントになることが多かった」とフォロー。交流戦2位に後退も、指揮官は「まだ残り試合はある。1つ1つ勝つということをしていく」と、前を向いた。

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▽中日阿波野投手コーチ(柳の投球に) 少し力みがあったと思う。相手は左を多く並べて、チャンスで低めの球をうまく打たれた。粘り負けのような形になった。

▽中日福田(4回に先制3号を放ち、柳の登板3試合連続打点で援護) 1打席目と変わらずに積極的に行こうと思っていた。うまく打つことができました。