オリックス吉田正尚外野手(27)が、5月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。自身4度目の受賞に「もちろん、うれしく思います」と笑顔を見せた。

5月は23試合に出場し、89打数34安打で月間打率3割8分2厘、6本塁打、24打点を記録し「打点はチームにとって非常に良いこと。1点でも多く取れればなと思っています」。

三振数は月間4つで「(カウントを)追い込まれたらしっかり逆方向に打って。追い込まれてから打てるというのは、相手のウイニングショットだったり、良い球を打っていかないといけない。そこの見極めだったり、なんとか食らいついてカウントを有利に持っていけるように。それを積み重ねてやっていくだけ。(数は)あまり意識はしていません」と“三振しない男”は爽やかに話した。

5月4日西武戦(メットライフ)と5月9日ロッテ戦(ZOZOマリン)では1試合4安打の固め打ち。「良いとき、悪いときあるんですけど、コンディションをしっかり整えて、その日のベストを尽くすことを考えています」と慢心はない。

月間10度のマルチ安打を記録。打席に向かう際は「試合前の準備だったり、ピッチャーの情報だったり、過去の対戦を見たり。自分でできることは全てしていく」と万全の状態で戦い二挑む。

今季から選手会長に就任。チームは借金2でAクラスも見えている。「まだまだ上位を狙えるチーム。必死に食らいついて、良い順位でいれるように頑張りたい」。求めた景色へ、歩を進める。【真柴健】