トンネルを抜けた。広島宇草孔基外野手(24)が「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦の8回に決勝2号2ランを放ち、チームの連敗を8で止めた。激しい外野手争いの中でチャンスを得た若手が、2試合ぶりの先発出場で大きな仕事をやってのけた。この1勝で、セ・リーグの09年以来2度目となる交流戦勝ち越しも決まった。

▽広島栗林(前回登板で連続無失点ストップも3者連続三振で12セーブ目)「前回は自分のミスでチームが負けてしまったので、今日は必ず勝とうと。8回に宇草がホームラン打ってチームがいい流れだったので、絶対に抑えるぞという気持ちで行けたのがいい結果につながった」

▽広島大瀬良(7回3失点で勝ち星つかず)「簡単にスイスイいけるとは思っていませんでしたが、何とか粘り強くとは思っていた。勝ってくれて、何とか報われました」