首位楽天がリーグ戦再開初戦を落とし、今季最長の4連敗を喫した。オリックスに1ゲーム差へと詰め寄られた。

先発涌井が崩れた。2回、杉本に外角直球を右翼席へ運ばれ先制ソロを被弾。3回には1死から福田を歩かせ、二盗を許す。1死二塁の場面で宗に適時打を打たれると、2死一塁から杉本に左中間を破る適時二塁打。続くモヤに外角シンカーを捉えられ、右中間席へ2ランを浴び、この回4失点。4回5失点でマウンドを降りた。

相手先発の交流戦MVP右腕、山本由伸から打線は粘りを見せた。2回までに46球を投げさせ、5点を追う3回には敵失で1点を返した。5回には浅村が左前適時打を放ち、3点差とした。

5回以降は2番手福井が2イニング、福山、内間、森原が1イニングずつを無失点に抑え、反撃へのチャンスをうかがった。だが、打線は山本から6回で2得点、7回以降はオリックス救援陣に封じられ、無得点に終わった。

▽楽天涌井(4回5失点で5敗目)「変化球を多く投げ過ぎました。カウントを悪くし、自分のピッチングにならなかったです」