2・5ゲーム差で迎える2位巨人との甲子園3連戦。阪神は首位死守のため先発ローテーションを再編し、9日の第1戦に中4日で秋山を指名した。ここまで6勝ながら前回4日広島戦は今季最短の3回2失点、わずか46球で降板。打席に向かう準備をしていたが、代打を告げられていた。起用理由について、矢野監督は「全体的な状態も考えて。前回、オレに代えられた悔しさとかもあると思う。そういうものをぶつけながら。粘るのがアキ(秋山)の持ち味なんで」と説明した。秋山は今季巨人戦で3戦3敗と結果は出ていないが、燃える気持ちでカード頭にぶつかってくれることを期待した。

2戦目は5勝のルーキー左腕伊藤将、3戦目は交流戦後金曜を任されていた西勇を中8日で先発させる。西勇はここまで4勝で、前回2日広島戦では自己ワーストタイの7失点で5敗目を喫し、2連敗中。ただ今季巨人には3戦3勝だ。矢野監督は「(9連戦は)残り6になったんかな。巨人戦だけど、目の前の試合をどう戦っていくかしかできないんでね」と話し、今季6勝6敗とタイの宿敵に持てる力をフルに使って倒しにいく。